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30代の転職を成功させる3か条

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30代での転職に役立つ3か条

『未経験でも転職できる?』『実績やマネージメント経験がないと失敗してしまう?』『年収が下がってしまう?』転職に関するこれら疑問、不安に転職回数5回の筆者がお答えします。

 

 未経験でも転職できるかについて

 結論から言うと、未経験でも転職はできます。未経験者募集の求人は30代でも多くありますが、就きたい業種によって必要資格や条件などが違ってきますので『全くもって知識0です』と履歴書を送るより、何か関連することを自身で勉強していたり、資格取得していたりすることが望ましいでしょう。

 また、30代は会社の中堅として働いている人材が多く、そのような求職者の中から採用を勝ち取るには<これまでの経験から自身の強みをどう生かせるか>を焦点に志望理由を書くと採用担当者にも前向きな印象を与えられます。畑は違えど、今後即戦力となりうる人材だと感じさせることが必要です。

 例として、筆者は日本語教育業から未経験の航空業界に移った経験があります。

その際、英語の資格取得や海外留学・駐在経験を踏まえ、国際航空会社に勤めることで今あるビザの知識を活かし、世界の旅客におもてなしの接客を行うことで国際交流の一助となりたいという志望理由を書きました。

 

実績や役職(マネージメント)の経験がないと失敗してしまうかについて

 役職があるないに関わらず、必ず実績はあると思います。「そんなの自分にはない」と考えてしまう人も一度、紙とペンをとって自分が担ってきた職種でプロジェクトに対してどう動いたか、その結果はどうだったかを振り返ってみてください。職歴書を書く際にもこの自分自身への振り返りは必要なものとなってきます。

 ポイントは、5W1H(どこで、何を、いつ、なぜ、だれと、どのように)を基にプロジェクトの過程と結果を具体的な数字(~回、~%、~個、~名など)で示すことです。PDCAサイクル(計画、実施、評価、改善)の中で、個人としていかに貢献してきたかが分かれば、組織の一員として迎えたいと考えられる要素になります。

 つまり<数字で具体化し能動的な人材であることをアピールする>ことが大切です。

 例として、筆者は数年航空業界で勤めた後、日本語教育業界に戻った経験があります。

 航空業界では、部署のリーダーを務めていましたが、役職はありませんでした。当時記載した職歴内容は

外資系航空業界入社後、3か月でFCを命じられました。毎日の会議、カウンター、ゲート業務で旅客乗務員を取りまとめ、1日3便の発着業務で確実・丁寧・迅速に動くことを身に着けました。6か月後にはOJTの指導係を担い、1か月に6名の教育を行うことで教えることは自身の学びに繋がると感じました。英語や中国語での交渉力は日本語教育でも活かすことのできるものと考えます。」と記しました。

 

年収が下がってしまうかについて

 やりがいを持って働くことができるか、いい人間関係が築ける環境か、福利厚生は整っているかなど転職にあたっての優先順位は個人によって違います。そして、必ずしも給料が良い職場が幸福感を持って働けるかというと、そうではありません。

 <働く中で自分にとって何が大切なのか優先順位を決めて転職活動を行うこと>が成功のカギと言えます。自身の転職理由を今一度よく考えて、優先順位リストを作成してみるといいでしょう。志望先の離職率や就職・転職サイトでの口コミ等もよく見てみることをおすすめします。

 また、給与については面接時に現(前)職での月給がいくら(だった)か、もしくは現(前)職の給与明細を提示するよう求められることがあります。たいていの場合が現(前)職の給与を考慮して月給額を決めると思いますが、同業種であっても企業の在り方で所得に大差が生まれる場合がありますので、注意してください。

 

例として、日本語教育業①と日本語教育業②を比較してみます。

日本語教育業①…月給29万、賞与年2回70万、特別賞与1回5万   =年間493万      

日本語教育業②…月給30万、賞与無し、特別賞与無し、昇給1万<下半期から半年分> =年間366万

 

 筆者が携わった航空業界は、日本語教育業より給与こそ低かったものの、いい人間関係を構築できる職場環境の良さがあったため、当時のほうが充実感・幸福感は高かったように思います。反対に、教育業は時間的拘束が長くオンオフの区別がないため、本当に従事したい、永続的に学んでいくことに喜びを感じると思う強い気持ちが無ければ難しく短期的に充実感や幸福感は得られにくい職業だと思います。

 

まとめ

30代での転職に役立つ3か条

1.経験から培った自身の強みをどう生かすか

2.数字で具体化し能動的な人材であるとアピール

3.働く中で優先順位を決めて転職活動を行う

 

 筆者自身、転職を繰り返してきましたが、その都度よく自己分析し、これまでの自分に誇りを持って強い気持ちで転職活動をしてきたことで、自分の希望する進路に進んできました。それに伴い、(大変なこともありますが)やりがいは増してきています。

 30代の転職活動は特に、深く自身と向き合い、社会に何を還元できるか考えるいい機会になると思います。この記事を読んでくださった皆さんが少しでも前向きな気持ちで次のアクションに進めば幸いです。