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ブラック企業の特徴4選

ブラック企業の特徴4選

こんにちは。今回は、転職を5回経験した筆者がブラック企業でよくみられる特徴とそこでの対処法を紹介したいと思います。

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ブラック企業特徴1

ネガティブコミュニケーション<パワハラ、セクハラ、モラハラ、シンハラ>

 MIT組織学習センター共同創始者のダニエル・キム氏によって提唱された『成功の循環(Theory of Success)』では、グッドサイクルの第1段階として『関係の質』が挙げられています。これは、互いに尊重し、一緒に考えることのできる人間関係を構築することこそが成功において最も重要なことだと意味しています。

 ブラック企業の人間関係は、この第一段階が崩れています。同僚、上司、部下間での

不平不満、悪口が蔓延している環境下で社員の内的モチベーションは下がる一方です。

 筆者が以前働いていた会社でも上司に『お前の顔見てるとムカつくんだよ。』と罵声を浴びせられたり、就任直後、還暦近くの部下に『期待しない。』などと言われたりしたことがあります。社内での評価制度を気にしてか、縦も横の関係も足の引っ張り合いを行うような劣悪な人間関係でした。

 

ブラック企業特徴2

コンフリクト<役割の衝突が多い>

 役割の曖昧さから衝突が起こる頻度が高い職場は、業務が滞りがちになります。業務を遂行しようと取り掛かる度に「私の仕事じゃない。」と責任の擦り付け合いが始まります。組織としての弱さは、会社としての弱さですので、日々働くことの充実感を得ることもできないでしょう。

 

ブラック企業特徴3

仕事の制限が多い<裁量権がない>

 ブラック企業では、上層部の発言(指示事項)がコロコロ変わっていくことが多く、現場サイドへの仕事の制限が多いことが挙げられます。

 例えば、課長職Aさんの管轄内である業務に対し、部長職Bさんが細かく突っ込んでくる(揚げ足を取ったり部下に一度出した指示事項を覆すよう命令してきたりすることが日常茶飯事)という役職者の裁量権が奪われてしまっている環境は、コントロール感の不在から組織として統率できず、役職者はストレスを感じ、部下からも舐められがちになってしまいます。

 

ブラック企業特徴4

作業負荷が高い<長時間労働

 以前筆者が勤めていた会社では、出勤表を手書きの○×で記入させていました。被雇用者側から「タイムカードの導入を」と何度提案を持ちかけても却下され、上層部は「社長のお考えです。」の一つ返事でした。また、それについてのしっかりとした理由説明を求めた際には「いつも長時間労働をしているのはせいぜい1人か2人だと考えています。それは作業負荷の問題ではなく、個人の問題ではないだろうか。」との話もしていました。

 これこそがブラック企業最大の問題点で、「誰か」は苦しんでいるようだが、その「誰か」は「私」ではないから問題ない。抽象的に個人の問題とすりかえることで賃金の支払いや組織的問題点を隠蔽しようとの考えを持っているのです。その「誰か」になってしまった人には他とは違う作業負荷の高い仕事を集中的に任され(投げられ)、長時間労働を強いられるのです。

 その結果、筆者は駅のホームで「このまま飛び込めば…」と考えてしまったり1日中寝られない日が続く不眠症になってしまったり、耳鳴りや眩暈、目の痙攣、ストレスによる激太りなどに悩まされるようになっていきました。

 では、ここからこんな状況に置かれた場合の対処法をご紹介していきたいと思います。

 

 

対処方法1

アンガ-マネジメント<感情をコントロールする>

 怒りを6秒間我慢すると、相手と自分は別の人格ということを再認識できます。

自分の「~すべき」という価値観は、相手にとってそれに当たらないこともあります。この固定概念を切り離して相手を見ると、許しの幅が広がってくることでしょう。

 また、我慢している6秒間の中で、感じた怒りを1~10段階で数値化してみると、客観的な視点を持つことができ、落ち着くことができます。

 それでも状況が変わらず、不快な言動が続くようであれば時には怒ることも必要です。相手にはっきり自分の意見を伝える必要があります。伝わらない相手であれば、上司や第三者機関である労働基準監督署に相談してみることも必要でしょう。

 

対処方法方法2

業務の選別化を提案、実行する<実質的な話し合いの場を設ける>

 経営者や上層部は現場が見えていないことが多いです。会社での役割が違うため、考え方や動き方が違うことは否めません。

 しかし、企業理念の基、根底は同じゴールを見ていなければ、よい企業とは言えません。現場で度々衝突が起こり、問題を感じるようであれば話し合いの場を設けることが最良と言えるでしょう。事実ベースで問題点を挙げ、それに対する改善案を提案しましょう。労力はいりますが、働きやすい職場にするためには誰かが声を挙げなければなりません。それでも改善されなければ、転職もひとつの道です。

 

 

まとめ

どんな人生を歩みたいか考える<人生100年時代>

 仕事は最低1日の8時間を占めます。職場が憂鬱な気持ちでストレスを感じる空間であれば、毎日楽しくありません。今は、SNSの発達やコロナウイルスの影響、働き方改革で一昔前の働き方とは随分変わってきました。より個人が輝ける時代になってきたと思います。

 今働いている職場で自分のできることを精一杯やって、状況改善がなされなければ、人生100年と考えて自分の生きたい(行きたい)方向に舵をきっていきましょう。