生きづらい社会で生きるわたしたち

『いろんな生き方がある』読んだ人の自己肯定感をあげるためのブログ

パワハラとブラック企業

パワハラを受けて

中間管理職として3年半中国人経営者のもとで働いて、劣悪な職場環境に悩まされてきました。現在1ヶ月間の有休消化で実家に帰省中。(寄生虫…)

今月末に退職予定の筆者が、パワーハラスメントブラック企業の対応について記します。

同じ境遇に遭った方がこんな時、どう動けばいいかと少しでもお役に立てることがあれば幸いです。

 

異変を察知したらすぐ記録する

入社後すぐに環境の

異変に気がつきました。会議で中高年層が手拍子しながら「頑張れ〜」と茶化す雰囲気、長く在籍しているが、仕事はせずに口だけ一丁前の女性。気に食わないことがあると物を投げつけてきたり、容姿を取り上げて罵声を浴びせたりして威嚇してくる感情コントロールのできない人間。

私の場合は、自身の受けた事例を紙ベースのメモに記していました。そして、個々に話す際には、極力録音を心がけました。

当時はそれらが後に役に立つと言う考えではなく、メモは自身の感情の吐口、録音は記録として残しておけば相手の虚言、誤認があった時に何らかの証明になると考えていました。

 

社内の窓口に相談する

私の場合は、社内に窓口がなく、直属の上司に相談しましたが、上司は弱い人間で聞かぬふり、知らぬふりで取り合ってくれなかったため、上司の上司(役員の女性)に相談しました。

彼女は、いつも現場にいない人であったため、どこか傍観者のような聞き方でことあるごとに「〇〇さん(加害者)と話をしましょうか?」と聞いてきましたが、役員として社の環境改善に努める姿勢というよりは双方を宥めるためその場しのぎの対応のように感じました。

しかし、2022年4月から中小企業もパワハラの相談窓口を設けなければならないと決められているため、企業側はしっかりとした対応をしなければならないのです。

 

 

三者機関に相談する

社内で解決できない場合は、社外に相談することが必要です。

自分の中だけに留めておけば、いつか自身が崩壊させられます。

不眠、動悸、自然と涙が流れてくるなど私の場合は適応障害突発性難聴になったことで離職を決意しました。そして、以下の機関に相談しました。

労働基準監督署(1回)、弁護士(3人に1回ずつ)、ハローワーク(4回)、カウンセラー(4回)お悩み相談無料電話(複数回)など…

 

労働基準監督署

労働基準監督署では環境改善に向け、在職中に介入してくれたり、離職後に金額請求の仲裁に入ってくれたりすることを聞きました。ただし、企業側が向き合う姿勢がなければ、どちらも一方通行になってしまい、意味がないとの話でした。

 

②弁護士

弁護士は自身の動きについてや弱い労働者の立場になってアドバイスをしてくれます。例えば、勤めている企業に対してどのように話をしていけばいいか、その後裁判をする場合の流れなどです。

裁判は労力も時間も費やし、財力もなければならないため、気持ちだけでは動けないところだと思いますが、「こんな時代だからこそ、許しちゃならん」と弁護士さんの一人に採算言われたのが印象に残っています。それだけ、泣き寝入りしてきた人たちを見てきたのだろうと推測されます。

 

ハローワーク

パワハラ離職票に会社都合と記載すべき事項です。(特定資格受給者)

離職理由が病気である場合、特定理由離職者の2類になり、失業保険の受給開始は離職後7日後と早いですが、自己都合と同様の受給期間になります。

離職票を発行する会社がパワハラの事実を認め、会社都合と記載すれば問題ないのですが、助成金を受けられなくなるなど会社にとってデメリットでしかないため、自己都合としてくるのが一般的なようです。

私の場合も離職前に話し合いを行いましたが、「退職届を出した以上自己都合」と言い逃れられました。退職届にパワハラによる心身不良でと記載しても無意味なようです。

 

ハローワークでは、労働相談と失業保険相談の部署が分かれており、私は前者に1回、後者に3回行きました。ハローワークによって、制度への対応が違ってはならないと思いますが、最寄りのハローワークでは「うちは異議申し立てをやってないんですよね。会社の結論が全て。」という回答をもらいました。その理由は「失業者が故意に失業保険を悪用する可能性があるため。」と。いくら真っ当なことで訴えていても、このような突っぱねを喰らうとは…

これを受けて、弱い立場の労働者を守る組織は、ないのかと心底失望しました。

 

このブログを書いている段階では筆者はまだ在職中のため、来月初旬の動きをシュミレートしています。

離職票は「自己都合」で出すとのことだったので、引っ越しした先の最寄りのハローワークで異議申し立て申請を行うか、もしくは現在の最寄りのハローワークで病気での特定理由離職者2類で申請し、早めの受給をするか。

生活のこともあるので、よく考えて決めたいと思います。

 

資料をまとめる

パワハラリスト145項目とメール、ラインなどの証拠資料、一部録音など資料は随時更新しています。先方の出方によっては労働基準監督署の金額請求制度を利用することも考えています。

また、「やれるだけやった」と思っていてもまだやれるべきことはあるのではないかと考え、Yahoo知恵袋で質問したところ労働に関する資料や動画の提供など為になる回答をいただくことができました。

やはり、一人で抱え込まず周囲の力を借りて動くことが大切だと思います。自身の今後の着地点がどうなるかはわかりませんが、生きている以上「働かない」選択肢はないので、どう生きていこうと田舎の景色を見ながら進路を考えている今日この頃です。