生きづらい社会で生きるわたしたち

『いろんな生き方がある』読んだ人の自己肯定感をあげるためのブログ

1%の努力(ひろゆき著)を読んで考える自分とは

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先週読んだ本で特に良かったので、一部章を抜粋して自身を振り返りながら本の紹介をしていきたいと思います。

①エッグスタンドなんていらなくない?②この人とは前提が違うんじゃないか③彼らは太古からずっといた④自分はどうなったらヤバいと感じるのか⑤人は権利を守る生き物だ⑥片手は常に開けておけ⑦お金がない。じゃあどうするのか⑧自分にとっての大きな岩は何だろう⑨これはロジックの世界か趣味の世界か(③⑤⑦⑨省略)

 

 

①エッグスタンドなんていらなくない?

 他者と比較してしまうことをエッグスタンドの必要性に比喩して説いています。隣の芝は青く見えるとはよく言いますが、筆者(以降私と記す)はSNS疲れでInstagramをやめてしまった過去があります。当時は毎日何回も開くネットの中でキラキラした友人達を見て自分を否定的に捉えてしまったり、邪念が入ってしまったりしていました。羨むことをエッグスタンドに置き換えて考えると、自分を無駄に責めなくていいし、落ち込む必要もないと教えてくれています。自分を肯定的に捉えることができることこそ心の安全性が保たれると改めて思いました。

 

 

②この人とは前提が違うんじゃないか

 「この人は特殊な考え方をする人なんだ」そんな小さな意識のズレは人を排除することにつながりかねない。

 本書の中でこの文章が一番印象的でした。なぜなら今の自分の状態にしっくりきたからです。婚活をしてたくさんの男性とデートを重ねても人との違和感を楽しめる思考や目の前のことを楽しめるスキルが自分には不足しているから自分の前から人をどんどん排除してしまっているのだと気づかされ、ハッとしました。仕事でもそうです。管理職の立場として人の価値観の多様性を受け入れ、できるだけ寛容にならなければならないとわかってはいるものの、まだまだ「楽しむ」ところまできていません。友人関係にも同じことが言えます。

「この人とは、『前提』が違うんじゃないか?」ということを考え方が違う人が現れたら思い出していこうと思います。

 

 

④自分はどうなったらヤバいと感じるのか

 自分の最低限のラインを知っておくことは大切で、ここまできたら何かアクションを起こさなければならない、もしくは人に助けを求めなくてはならないという時があります。

 私の場合は、50代の部下の長期に渡る反発や母が重病になってしまったこと、自分の婚活が上手くいかないことなどで考えることが多く、2ヶ月間夜ほとんど眠れなくなってしまいました。睡眠が取れないと、思考が停止し、仕事のパフォーマンスも落ちてしまいます。行政機関の無料相談電話を利用したり、体調にも支障をきたし始めたので、病院で睡眠導入剤をもらって眠りにつくようにコントロールしたりしました。しかし、病院の先生はあまり心配していない様子で一通り私の話を聞くと「〇〇さんの場合は、それくらいかな?薬飲んで何かあったらまた来てくださいね。」とすぐに帰されてしまいました。先生のこの対応で「私なんてこの病院にかかっている他の人に比べればお悩み程度で何でもないんだ」とかえって楽に感じることができました。

 また、趣味で世界各国に旅行をしてきたことで、貧困地域で暮らす人々を見たり、就職氷河期で新卒の頃は不遇の社会人生活を送っていたため、最低限の暮らしを体感してきました。今でこそ、デパ地下の食材を買ったり思いついた時にすぐ行動できたりする少しの贅沢を味わえていますが、これまでの最低限での生活経験はこれからの自分にとって、なくてはならないものだったと感じています。本書では、そういった経験も必要であり、自分はもうダメだと感じてしまった時は、下を見て落ち着くことをしてもいいと言ってくれています。

 

 

⑥片手は常に開けておけ

 仕事も頑張りつつ私生活を充実させている人はすごいなぁと感じていましたが、その人達と自分との違いは、ある程度の心の余裕だということが最近になってわかるようになりました。

 30半ばまで、「大学で学んだことの意味を考えると、女性としてある程度はバリバリ働きたい」という気持ちがありました。その反面「いずれ結婚するだろうし、限られた時間の中でやりたいと感じた仕事には思いのまま就いてみたい」という気持ちもありました。そして、私は人より転職回数が多い人間になりました。就いた職場では短期間で認められる成果を出すため、どこに行っても役職者に適任されることが多かったですが、完璧を求めるが故に疲弊してプライベートでも自分が出せなくなり休日はベッドから起き上がれず2日間寝たきりなんていうこともザラにありました。不摂生で体重は数年前より15キロ以上増えてしまいました。こんな状態で良い話が来ても、そのチャンスを物にすることはできないということは明白です。

 それに気づくことができるようになった今では、仕事中も自分に言い聞かせる意味で声に出して「まぁ、いっか。」と唱えています。私の場合、自分の70%くらいの力を発揮すれば丁度いいと考えるようになりました。

 

 

⑧自分にとっての大きな岩は何だろう

 優先順位の話です。ある大学教授が、壺に岩→砂利→砂→水と入れていき、これから何を学ぶか?と学生に聞きました。教授は大きな岩をあなたの一番大切なものに例えた場合、先に入れない限り、それが入る余地は、その後二度とないということを教えました。これに加え、ひろゆきさんは優先順位を決める際、修復可能の事案であればそれは後に回すように伝えています。

 自分にとって優先するものは何なのか。私にとってはコーヒーを飲みながらボーッと考えに耽る時間です。自分の思考を巡らせることを大切にしていき、後悔のないような生き方をしていきたいと思っています。

 

 

 

まとめ

ひろゆきの思考

1.エッグスタンド•••自分を無駄に責めなくていいし、落ち込む必要もない

2.この人とは前提が違うんじゃないか••人との違和感や今を楽しめる思考を持つ

3.自分はどうなったらヤバいと感じるのか•••自分より下を見て安心しても良い

4.片手は常に開けておけ•••心に余裕を持ち、チャンスをものにする

5.自分にとっての大きな岩は何だろう•••後悔しないように優先事項を大切にする

 

 今回の記事は長くなってしまいました。本当は全章分書きたい思いがありましたが、まだ読んでいない方は是非本を手に取ってご自分の半生を振り返ってみてほしいなと思います。考え方で気付かされることがたくさんあるとても良い本でした。